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万物観察日記 2002年・下

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2002年11月04日 ( 月 )

今朝でかけようとしたら、家の正面の道路でカメが死んでおりました。
車庫を出ようとしたところで、路上に広がる血痕を発見。何かと思って近寄ってみれば、その中心には体長20cmくらいのカメさんが....って、いったいどこから?
出掛けに、こういうのは縁起の悪いものなのでしょうか?

「いつもいつも繰り返す当たり前のことを、ちょっと変えてみると何か気分がかわっていいですね」という話。

マウスを左に配置してみました。
両手利きの友人がいまして、彼は右手で鉛筆を持ち、左手で消しゴムを持ち、器用にノートをとっています。これが羨ましくて、一つ僕も挑戦してみることにしました。いきなり消しゴムに挑戦するのも難しいので、まずは簡単なところでマウスを左手で操作するようにしてみたというわけです。
マウスの左右ボタン機能を入れ替えて、左手人差し指で決定、中指でメニューに割り当てます。そして右手はキーボードに置いたまま、左手はマウスにかけたまま作業をする。もう一週間以上続けていますが結構慣れてきました。もともとキーボードを打つときは殆ど右手しか使っていなかったので、完璧に左手をマウスに割り当てられるようになれば、入力が速くなること間違いなしでしょう。
それにしても、いさ左手でマウスを扱うようになると、マウスカーソルの矢印はなんか変ですね。上向きより、やや左に傾いた矢印は、右手を意識したものなんだと分かりました。
片手用入力補助機能、かな入力IME、そしてマウスを左手用にして、ますます僕のPCは他人には触れなくなりましたな。

鞄を小さくしてみました。
今まで使っていた鞄が、A4ファイルサイズだったので、かなり大きく感じて困っていました。
そこで鞄をA4サイズにして、小型軽量化を図ることにしました。
幸い、期待通りの鞄が手に入ったので、第一段階は見事にクリア。しかし、結局持ち歩かなくてもよい荷物というのが殆どなくて、第二段階である軽量化には失敗。以前の鞄にいれていたものを全て詰め込んで仕舞いました。別に街中を歩くのに探検グッズはいらないのですが、どうも持っていないと落ちつかなくて....
ところが不思議なもので、鞄の見た目が小さくなると、実際の重量はたいして変わらないのに、体感重量はかなり軽くなりました。満員電車の中などで、取り回しがしやすくなったこともあるのでしょう。おまけに鞄の中身をきちんと整理する癖もついて、一石二鳥です。


2002年10月21日 ( 月 )

ちょっとしたことで左手首の内側を怪我しました。
仕方がないので絆創膏を貼ったのですが、怪我の場所が左手首内側なので、リスカのようでなにか誤解されそうです。
( 話はずれますが、リスカ = リストカットって、かわいい響きですね )
誤解されたくないなと思って、過剰反応した僕は三年ぶりに腕時計を取り出しました。携帯電話を使うようになってから、ずっと仕舞っていた腕時計ですが、電池を交換して傷隠しに使うことにします。
ところが、何年も使わずにいたためゴムバンドが劣化していました。二日目にしていきなり腕時計落下!
バサリときれたゴムバンドに、不吉な予感が漂います。靴紐が切れると悪いことの前兆というけれど、時計のバンドはどうなのでしょう? ミサンガの親戚と考えればよいことなのかも知れませんが....
結局、絆創膏隠しはなくなって仕舞いました。なんか自分で見ていても、リスカしてたんじゃないかと誤解したくなる....

そういえば、昔、信じていました。「絆創膏は怪我が治ったときには自然に剥がれる」と。
怪我が治りきらないうちに、無理に貼り替えようとするととても痛い絆創膏だけれど、その粘着力も無限には続かず何日か貼りつづけていると自然に剥がれます。その頃には、傷も治っていることが多いので、そう信じていたのでしょう。勿論、あまり貼り替えないでいると、汚れがたまったり、かぶれたりとよくないのですが....

絆創膏を剥がした後、真っ白になった皮膚をみると、ああ毎日日焼けしているのだなァ、と思ったり。
実際どうなのでしょう? 絆創膏にしめつけられていて白くなるのか、本当に日焼けさせないと白くなるのか、疑問です。


2002年10月11日 ( 金 )

小柴昌俊東大名誉教授と田中耕一島津製作所ライフサイエンス研究所主任がノーベル賞を受賞した。
けれど、今日のテーマはノーベル賞についてではなくて、日記についてである。

小柴氏の受賞とともに、かふうの日記へのアクセスが急増した。原因は2001年11月19日の万物観察日記にある。どうやら、この中に小柴氏の名前が出ていたために、検索エンジンからやってきた読者が大勢いたようだ。
この事態に思うことは、他のページならば必要に応じて訂正できるのに、日記ではそれができないということである。日記というのは、あくまでも題名だけの問題かもしれないが、題名だけでも日記としている以上、訂正してはならないと思う。日記は何を書いたかと同時にいつ書いたかが重要だからだ。それだけに、これだけ集中して読んでもらえる好機ならば、もっとしっかり書いておけばよかったと思うとはがゆい。
日記でなくても、たいていの文書は修正した場合に修正履歴をきちんと記さなくてはならない。日記も、今日の日付に続きを書けば、書き足せないことはない。
しかし、そんな回りくどい書き方をしても、たいていの人は読んでくれないだろう。検索エンジンから来て最初に目にした文書から、更に続きのページを探す人は少ないだろう。気まぐれで読まれ、気まぐれで飽きられることは受け入れなければならない。またあまり受け入れたくないが、小柴氏について調べる人も一週間もすればいなくなるだろう。

せっかくノーベル賞が続いたので、ノーベル賞というか理科の話も書いてみよう。
物理賞、化学賞と続くと、子供の理科離れに歯止めがかかるのではないかという意見がある。
しかしワイドショーを見ていると、せっかく二人の業績を紹介しても、紹介している司会者も聞いているゲストも、「こんな話分からなくてあたりまえ」という態度で笑い飛ばしている。大人が既に「これは別世界の出来事」「分かる方がおかしい」という態度では、子供が理科に魅力を感じなくても仕方がない。せっかくのノーベル賞を生かすなら、もっと真面目に取り上げようという雰囲気を....作れるとは思えないが....
くれぐれも、「優は2つでもいいんだ」「留年してもいいんだ」というところだけ広まらないで欲しい....


2002年10月09日 ( 水 )

満員電車の中が騒がしくなった。近眼であるにも関わらず、普段眼鏡をかけていないかふうは、はじめその原因が分からなかった。
周囲の客たちが狭い車内で急に動き出す。やがてかふうの隣の人たちまで慌てだした。

どうやら大きな虫が飛んでいるようだ。
1メートルくらい離れているのに、かふうにも何かが飛んでいるのが分かるくらい大きい。おそらく体長3〜4センチの虫だ。蜂なのか、危険な虫なのかまではよく見えなかった。ただ満員電車の中で出遭いたくない大きさだ。
よく見えないだけに、危険な虫なのか分からないのが恐かった....

駅につくとともに、客たちはあわてて降りた。かふうも降りた ( もともと降りる予定でもあった ) 。
そしてかふうが降りるとき、すれ違いで盲の客が乗っていった。

あの客は不思議に思うだろう。
なぜこの電車がこんなに空いているのか?


2002年10月03日 ( 木 )

日記更新です。
最近、万物観察日記の更新頻度が上がっているような気がしますが、実際、意図的にあげています。
ここにきてなぜ日記を書くようにしたかといえば、人は....少なくとも僕は、一日24時間を使って24時間分生きるというのは無理だということに気づいたからです。

もちろん24時間のうちには、睡眠時間も含みます。

睡眠時間というのは、いったい何のためにあるのか考え出すと不思議なものです。一日ごろごろしていて体力を使わないでいても眠くなるし、二日徹夜をしても一日分寝ると眠気はなくなっています。
一説には、短期記憶 ( その日の記憶 ) を脳に定着させ、長期記憶 ( 十年経っても覚えている記憶 ) に変換する作業を行うのが、睡眠だともいいます。ともかく睡眠はだらけているのではなく、意味があるのは確かなのでしょう。体力があるからと、睡眠時間を削るのはあまりよくないはずです。

僕にとって、万物観察日記は一つの睡眠なのだと気づきました。
最近は、いろいろ刺激が多くて、吸収することも成果を出力することも多いのですが、この吸収したことを長期的に身につけるためには、睡眠 = 定着作業時間が必要なようです。
定着時間をとらずに24時間でできるだけ勉強して、作業して、というのは後々のことを考えると危険な気がしてきました。定着時間、ぼーっとする時間をとっていない状態というのは、睡眠不足のような自体を引き起こしているような気がするのです。
記憶を脳に残すだけなら睡眠がやってくれるのでしょうが、意識的にも同じことをしておいた方がいいのではないかと思うのです。そうしないと、何か、脳や心に無理をさせることになりそうな気がするのです。

この万物観察日記を書いている間、僕は特になにも読んだり調べたりしません。書き始める前に資料は集まっていることが殆どです。だから吸収はありません。記憶をひっくり返すだけで、この文を書いています。
そして出力された日記は、まるで役に立たないもので、成果などとは無縁の無駄なものです。
このひっくり返しと、無駄が、実は生活するときに大事だと思うのです。
そんなわけで、24時間、目一杯活動するのではなく、意識的に少しはぼーっとする時間をとるようにしています。


2002年10月01日 ( 火 )

先日、母校の文化祭に行ってきました。高校を卒業して数年、二十歳もすぎたというのに高校に戻って仕舞いました。

後輩たちを見ていると、「あァ、若いなァ、あの頃にもっといろいろやっておけばよかったなァ」という親父気分になります。高校生たちはとても楽しそうで、夢も希望も溢れているように見えるのです。自分はなにもしないで高校を卒業して仕舞ったような気がする。いろいろ手遅れではないか? そんな風に焦りを感じます。
けれど、今の環境を冷静に見ると、僕のまわりにはもっと年上もいるのです。多分、彼らの中には同じ思いで僕を見ている人もいるのでしょう。そして思い返せば、僕も高校時代に、自分は何もしないで高校生になって仕舞ったと後悔してもいたのでした。

まわりは、「二十歳もすぎてもう大人なんだから」というけれど、それでも自分はまだ若いのだからと思うことも大事なのかも知れません。
実際、今も毎日いろんな発見、初体験の真っ只中にいたりします。人生いくつになっても、新しい場所に行く限り、どんどんいろんなことが始まります。新しい人に会うたびに、自分の知らないことがあることを知り、相手の知らないことがあることを知り、あまり年齢は関係ないことを知ります。
とりあえず、無駄に年寄りに見られるので、少しガキっぽく生きてみましょう。実際、ガキなのだし....


2002年09月25日 ( 水 )

買いたい物があるのに、お店でもっと面白いものを見つけて、肝心のものを買い忘れる。
よくあることです。

先日シャープペンシルをなくした僕は、スーパーマーケットで弁当を買うついでに、シャープペンシルを買い直そうと思っていました。
けれど、なぜか弁当の山の中でそれを見つけたとき、思わずそれに夢中になり、そしてそれを買い、弁当は買い忘れなかったものの....シャープペンシルを買い忘れました。

買ったものは、ぺんてるの除電クリップ「B clip」です。
手に持って、その先端でドアノブなどに触れると、体にたまった静電気を滑らかに放電してくれる道具です。
単なる除電クリップならば適度に電気抵抗の大きい板であればいいのだけれど、これの面白いところは溜まっていた静電気を除電できたときには液晶が輝いて知らせてくれることでしょう。
普段から静電気が溜まりやすく、ドアノブに触れるときには、先に親指の腹や鍵などで触れるようにする癖のついていた僕にとっては、とても面白いおもちゃです。面白いだけどころか、実用性もきわめて高いものです。

定価800円とやや高いものの、半額で売られていたおかげで気軽に買えたのは運がいい。
午後も鉛筆で過ごさねばならなかったのは、やや不運でしたが....

単なる除電クリップに液晶画面をつけて、効果を実感させる。とてもよい機能だと思います。
ただ、これのおかげで助かっているのか、実はこれがなくてもその時ばかりは無事だったのか、本当のところは確かめようがないのが残念です。まァ、夏でも三回に一回はドアノブで痛い思いをしていたのが、解消されたのは間違いないのですが....


2002年09月01日 ( 日 )

自動車のエアコンが壊れました。
すぐに直そうかとも思ったのですが、修理のために乗れなくなる時間を考えてしばらくそのまま乗ることにしました。

窓を開けて走ると....暑いですね。けれど、おかげで微妙な風がとても涼しく感じられます。赤信号でとまると暑い。同じ止まった状態でも、車一台分場所が動いただけでも、風のある場所があったりする。ちょっと新気分です。

2002年06月30日の日記にも書きましたが、バイクにも乗っています。
こちらも顔が露出しているので、風を感じる乗り物ですが、自動車も窓を開けるだけで随分自然な乗り物になれる気がします。
排気ガスを避けて渋滞に近寄らなくなる。スピードの出しすぎも風を体感すると減るのではないでしょうか? 人間やはり実際に体験しないとやめられないものは多そうです。

と、まァ、奇麗事をいってみてもやはりエアコン無しはきついです。けれどエアコンがなくても結構乗れるものでもあります。
このギリギリのところがよい。ここが我慢のしどころです。
せっかくだから排ガス規制につづけて、自家用車のエアコン禁止というのを実施してみてはどうでしょう? タクシーやトラックの運転手さんまでエアコン禁止はかわいそうですが、自家用車の減少、無駄な自家用車移動を減らすことにおおいに役立つのではないでしょうか?




雷の日にバイクでヨコハマ買い出し気候ごっこ....な話
ベルトポーチにデジタルカメラを納め、バイクで近所を走ってスナップ写真を撮る休日を楽しんでいたある日の事。
その日は夕方から雷が鳴り始めていました。そしてその日は途中でゴルフの練習もしていたので、ゴルフクラブを背負ってもいました。
そんな僕の姿を見かけた友人の一言....「アルファは雷の日にクマデを背負ってバイクで走っていて、雷にうたれてたが」....そういわれて見ると、雷の日にアイアンクラブを背負ってうろうろしているのはアルファより危険なような....


2002年07月21日 ( 日 )

ギネスブックを買いました。
読んでみると、記録っていろいろありますねェ。
生きたミミズを30秒間で食べる記録なんていう、ばかばかしいものから、
最も患者の多い皮膚病は水虫、
最も多くの視聴者に発作を起こさせたテレビ番組はポケットモンスター、
なんて、思わず頷かせてくれる....やっぱりばかばかしい記録まで。

ところでギネスブックって、しばしば話題になるけれど実際に読むのは初めてだったりします。
皆さん読んだことあります?
えーと、僕にとっては意外だったので、整理しておきます。
ギネスブック ( Guinness World Records ) はギネス・ワールド・レコーズ社が作ってます。毎年更新しているようです。日本語への翻訳はきこ書房が許諾されています。
かふうが買ったのは2001年版だったのですが、もう2002年版もでています。 ( ギネスブック全般へのリンク )

とりあえず知っているとなんか得するかも知れない。
クイズ研究会の人なんかは丸暗記しているんでしょうかねェ。


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